プチ、ぶち、がばい

最近「プチ家出」「プチ整形」「プチ断食」という言葉を調べていて、【今日のベスト5】プチの記事を見つけて、「言葉観光」というブログを見つけました。なかなか面白いサイトです。僕の興味をひくような、言葉の分析がいろいろ詰まっています。さて。この「プチ」(たぶんフランス語petitから)で連想すると広島弁で「ぶち」(プリンのプ半濁音じゃなくて文化のブです。濁音です)というのがありまして副詞で「とても、たいへんに」という意味で形容詞の前につけます。用例:「1月の海じゃけえの、ぶち寒いんじゃあ」(1月の海だから大変寒いのである)「もろうた饅頭がねえ、ぶち大きかったんよ」(もらった饅頭がとても大きかったのです)英語でいうveryに近い用法でしょうか。無理に名詞にくっつけると「ぶち断食」…無理がありました。激しく断食するすると断食でそのまま昇天しそうな勢いです。やめておきます。(日本語俗語辞書「ぶち」も参考に)ところで。最近知った知恵としては「佐賀のがばいばあちゃん」の本がヒットしたけど佐賀の言葉としては「がばい」は副詞で「とても、たいへんに」という意味なんだそうです。つまり名詞「ばあちゃん」につくのは不自然。Yahoo知恵袋「佐賀の方に質問…」の記事でも、これは副詞であるとの意見が見られます。もっとも佐賀出身者でも「がばい」を使わない人も多いようですが。広島弁で「ぶち」と佐賀言葉の「がばい」はほぼ同じかもしれません。そういえば映画版「佐賀のがばいばあちゃん」なかなかよかったです。

コメント

  1. 吉本新奇劇 より:

    プチとぶちをかけるなんて、ぶち面白いのー!平野さんは、がばいええ調子じゃのー。

  2. なおひこ より:

    コメントほんまにありがとうございます。
    (感謝の言葉がうまく広島弁に変換できないのは
     僕の変換エンジンがまだ未熟という事で失礼)

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