小中学生と携帯で議論

政府の教育再生懇談会が「小中学生携帯禁止提言」を中間報告書に盛り込む方針を決めたことで、ネット上でも賛否両論が出ています。教育再生懇談会の提案は三通りで(第1案)小中学生の携帯電話の所持を禁止、(第2案)機能を通話と居場所確認に限定、(第3案)アクセス制限を法的に義務づけ、の3案のようですが。どちらにしても「実際の事故」「問題の有害サイト」の例をまとめた資料がないと議論が始まらない気がします。探してみると(PDF書類)ディベート選手権「中学生以下の携帯電話の使用を禁止すべき…」に、主な問題点が、「少年犯罪、消費者問題、ネットいじめ、家庭生活」などの分類であげられていて参考になります。主な事件はふたつでしょうか。(事件その1)07年11月青森県八戸市、30歳男性が「モバゲータウン」で知った16歳女子高生を殺害。(事件その2)08年4月千葉県柏市には、自己紹介サイト「プロフ」がきっかけ、17歳の無職少年が14歳の男子中学生を金属バットで殴り、殺人未遂。一方で教育再生懇談会でなく文部科学省が今年2月に配布した小中学生むけ小冊子「「ちょっと待って、ケータイ」リーフレット」は内容が(PDF書類)で見られますが携帯の問題点を簡単にまとめてわかりやすいです。またスラッシュドット「教育再生懇談会、子供の携帯所持…」では機能限定化した子供推奨携帯を作るべきという意見もあり。また小中学生保護者を対象にした授業の例としてはe-ネットキャラバンインターネット安全教室もありました。なおインターネット安全教室開催日、08/06/06(金)【愛媛県松山市】アイテムえひめ 愛媛国際貿易センター、開催間近です。今の印象では全面使用禁止は反対論が強くて実現困難。機能限定機種だけにするのかアクセス制限義務化か、ぐらいが現実的かなと感じています。

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