中国で日本車大苦戦

雑誌Foresight(新潮社フォーサイト)2006年7月号(古い)p38の「『中国の思うツボ』にはまった日本車の大苦戦」五味康平氏の文章がためになりました。僕なりに要約すると、中国政府は日本の乗用車メーカーに上海工場建設を許可せず、VWとGMには上海工場建設を許可。その結果上海の車市場は米国とドイツに大半を握られた。また日本の自動車メーカーと共に中国で生産している自動車部品日本メーカーが、結果として中国自動車企業に部品を納入せざるを得ない状況となり、これは今後中国メーカーが低価格の自動車を作るために役立つが日本メーカーのためにならないだろう、という趣旨の文章です。政府統制つき、言論統制つきの「ニセモノ資本主義」中国だとこういう歪んだ企業誘致が行われているんだなという仕組みがわかりました。

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