「ラテン」の中身5種類

気になる「ラテン」という怪しい言葉。使う分野ごとに意味が変わってすっきりしないので今日調べたところ、やはり分野ごとにまちまちでした。代表は5個「ラテン音楽、ラテンアメリカ、ラテン民族、ラテン文字。ラテン車」。
(1)ラテン音楽。小学生時代に出会ったこの言葉。昭和の一時期に流行した「日本でのラテン音楽」の影響か、エレクトーン内臓リズムマシンにはラテン風リズムパターンがありました。小学時代はそれで納得してたけど、高校大学時代に本物のラテン音楽をきくと、パーカッションは16分音符のタイミングで鳴ってない事に気づきます。16分音符よりわずかに早いとか遅いとかのズレが大切。だからリズムマシンには所詮無理。さてwikipediaによると「中南米発祥の音楽の総称で…」「ジャマイカ音楽もラテン音楽とみなされることが多い」だそうです。
(2)ラテンアメリカ。これも前から疑問でした。辞書だと「中南米で、スペイン、ポルトガルなどの文化を背景とする国々の総称。19世紀までは主にスペインの植民地だった。」要するに「中南米」と同じ意味じゃないかと思ったところで、念のためwikipedia「ラテンアメリカ」を見ると色分け地図を発見。南米でも例外がちょっとあるのでした。そうか南米大陸全部がスペイン語ポルトガル語ではなかったのかと今頃納得。例外はスリナムだとか、少々。ジャマイカは英語なので非ラテンアメリカです。
(3)ラテン民族。辞書で見るとヨーロッパ南部、フランス人・イタリア人・スペイン人・ポルトガル人、ルーマニア人などがこれに属するらしいです。このへんがよくわからなかった。なんだかフランスイタリアの二つかとしばらく誤解してました。頭の中では「ラテンアメリカ」とどうも一致しないからよけい混乱。すると今は「ラテン民族とラテンアメリカの二つに共通なのは、スペイン、ポルトガルだけだな」と覚えることにします。
(4)ラテン文字。これはフランスイタリアの事じゃありません。英語ドイツ語イタリア語とかのアルファベット。wikipedia ラテン文字を見るとすぐ納得。じゃあ、「非ラテン文字」はというと、日本語の文字、韓国ハングル文字、ロシアのキリル文字とかアラビア文字あたりです。(ところでラテン文字を使った英語って、表音文字のくせに音と文字が一致しないのはイギリス人がよほどアホだったのか文化のいたずらというやつか…フランス語ドイツ語はまだ文字に近い雰囲気あり。)
(5)「ラテン車」。普通見かけない言葉です。多分雑誌NAVIあたりが使う言葉。輸入車だと、フランス車イタリア車をまとめて呼ぶらしい。「伊仏車」と書いてほしい。なお南米生産のフォルクスワーゲンとかはこの場合ラテン車とは言いません。
以上「ラテン」の中身5種類でした。本日のBGMは「Djavan. ジャヴァン」のLuzかMeu lado, または「ゲッツ/ジルベルト: スタン・ゲッツ .ジョアン・ジルベルト」がいいかと思います。Djavan_luz

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