マンション布団干しとルーバー

マンションでは(分譲も賃貸も)布団を外壁に干す干さないの意見がたまに対立します。そう熱い論争にはならないようですが、「布団 干す マンション 美観」あたりで検索すると、日光に布団をあてたい意見と美観と安全を考え布団干しに反対する意見の両方を見かけます。僕の印象ではここ30年くらいで「外に干さない」のが多数派になった気がしますが、布団乾燥機は長時間の騒音と電気代の問題もあります。そこで「布団を干しても美観をそこねない、下に落下しない」「洗濯物も目立たない」という設計のバルコニーを建築の段階で作ることができれば、干す派も美観派も納得できるかなと思います。まずルーバーlouver(よろい戸)の実例を探すと信濃設計研究所BLOG バルコニー不燃木製ルーバーという例がありました。これは良い解決策だと思います。1977年に移動雨戸を作った設計は立派です。別のサイトでも同じく福岡市、新高砂マンションを取材した記事「新高砂マンション見学報告」があります。(単にベランダの幅を広くとるのもいいですが2階や3階の高さでは美観対策としてやや不足です。)これから建てるマンションなら「洗濯物が目立たない設計のバルコニー」というポイントを出せば分譲マンションに新たな付加価値ができるかもしれません。マンション宣伝チラシは生活感を消すために洗濯物を写真に登場させませんが、見栄えをくずさずに実用的な生活ができる建物が本当は求められているだろうと思います。布団を外に干せるマンションならエネルギー節約になるでしょう。(バルコニーとベランダの用語は両方が混在しており、今回は区別していません)参考の発言はyahoo知恵袋、洗濯物発言にあり、一戸建てだとall about記事では「雨でも外で過ごすしつらえ – 中村 雅子 : 建築・設計」で、移動する格子戸の例があります。一戸建てで洗濯物を隠す例は(住宅・住まいWeb)「まちなみとすまい」にもあります。「専用物干し部屋」(サンルーム)という方法もあるようです。英文サイトProject Laundry List – Right to Dry Campaign(洗濯物を干す権利)の主張も、外に干さないのが主流の米国内での少数派として面白いです。ルーバー商品の写真も参考になりました。

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