NYCマラソン完走(後編)

nyc marathon bridge スポーツ

ニューヨークシティマラソン(NYCM)2019完走、後編です。マラソン本番の日曜と月曜の内容。
 ◎日曜 11/3 マラソン大会本番。前日は多分5時間の睡眠が取れました。朝4時起床で5時半ホテル1階集合、バス移動中にHIS提供の日本風弁当で朝食。HISのバス移動は日本人40人くらい。バスはベラザノ橋(verrazano narrows bridge)手前で少し渋滞待ち。現地に着いたらバスから選手村に移動。選手村の入り口で荷物チェックあり。現地警備のNYPD警官は多くて警官は全員ピストル所持のようですが一部にはアサルトライフル(サブマシンガン?)装備の警官もいます。2013年ボストンマラソン爆弾テロ事件の影響もあるでしょうが出入りチェックは厳重です。現地スタート地点横の選手村は広大な敷地の元米軍施設(フォート・ワズワース Fort Wadsworth )で、5万人の選手と案内係員で割と混雑してます。weather.com記録だと最低6℃最高12℃でかなり寒い実感です。スタートがwave 1 から wave 4まで四段階に分けられており、僕の待ち時間は約4時間。待ち時間にそこでできることは、無料ドーナツなど食事補給、トイレ使用、軽く走る程度。あとは芝の上(ワラの上?)で座るしかない。寒いけど屋根なし壁なしで防寒用品は必須です。
寒い中でストレッチ、軽くジョグ繰り返しました。第4ウェーブの僕は11時にスタート。スタート時には着ていた古着をホームレス寄付用の箱に投入。11時、待ちに待ったスタートの号砲。しばらくはフランクシナトラの曲など流れてDJが明るく喋る。お偉いさん挨拶は一切無し。ベラザノ橋からスタート、5つの街区 (five boroughs) を回るコース42キロ。スタテンアイランド、ブルックリン、クイーンズ、マンハッタン、ブロンクス、マンハッタンの順番。片側3車線くらいの車道や車用の橋を渡るので広々としています。沿道の観客応援は全体に陽気でにぎやか。寒いので走行中何度かトイレに寄りましたが、途中20km地点あたりがつらかった。トイレは当然人がたくさん並びますし、中は割と汚れが多いし(世界中から参加者が来るしマナーの悪い人間も多いですよね)決して快適なトイレではないです。紙が切れているところもチラホラ。あとで手を洗う洗面台は無し。自分でウエットティッシュ持参してましたのでそれで拭くだけ。給水所は1マイル(1.6km)ごとでゲータレードと水の2種類。ただし食事提供は少なくて( Honey Stinger Organic Energy Gels will be available at mile 11 and mile 18 … )2箇所のHoney Stingerジェルだけ。なので持参したエナジージェルも飲んで乗り切る。コース途中の生演奏バンドは上手なのも下手なのもまちまち。DJ風の喋りをやってる人も多い。プラカード掲げる人の7割くらいは知り合いの名前を書いてる応援の札。政治的主張もちらほらあって2020年大統領選挙候補の民主党議員Elizabeth warren 応援プラカードや中絶反対のプラカードも見かけました。最後の3マイル(5キロ)くらいはセントラルパークの横と公園内。この最終5kmは観客の目線も意識して、なんとか歩かずに走り続けました。つらかったけどなんとかゴール。5時間28分。ゴールしてすぐはメダル受け取り、アルミホイル風の薄い風除けを受け取り、ドリンクやリンゴを受け取り、その後数百メートル歩いて青いポンチョ受け取り。ゴール周辺の混雑回避のため係員は「前に向いて進んで!」という声かけを仕切りにしてます。ゴール後はホテルまで地下鉄1区間乗りました。ホテルでシャワー浴びて体も温まって休憩。着替えて夕食は再びイタリア料理のイルコルソ。地下鉄や夕食の時は筋肉痛はあったけどそれなりに下りの階段も自力で歩けたから3年前と比べると自分の足は強くなったのかもしれません。

 ◎月曜11/4。朝はホテル内カフェでパンケーキやサンドイッチ。そして公園散歩。昼集合してバスで空港。空港でダンキンドーナツ。JFKでの身体検査は靴も脱がされる形式。あとは飛行機に乗って日本の羽田に戻りました。 参考に国際便往復ANAは「NH 110便10:20羽田発 10:00 NY-JFK着」「NH 109 便 16:55 NY-JFK発 21:10羽田着」で12から14時間くらいの飛行時間でした。途中に11月第一日曜が来るので米国は夏時間が終わる時期です。夏時間制度は米国でも廃止希望の声が大きくなったように感じます。羽田に着くと日付変更線があるので日本は火曜日。羽田から広島への飛行機は水曜日に乗りました。
 ◎まとめです。7日間の時間と50万円少しのお金をかけたNYCマラソン。感動は後からジワジワとやってきました。時差ボケでの睡眠不足はつらかったけど1番の大敵は待ち時間と寒さでした。完走ができてよかったです。出場を支えてくれた色々な人々に感謝します。(写真はクイーンズ区の中、ニュータウン川を渡るプラスキー橋 Pulaski bridge からの風景です)

NYCM 2019

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