色覚障害に配慮した配色

街頭で「路線図が見分けにくい」「案内図の要点がわかりにくい」という不満は、かなりの原因が色使いにあります。また、大勢の人に見てもらう看板、案内図、発表スライドなどは白内障や色覚障害の人も意識した色使いで作らないといけません。(健康な色覚の人も暗い場所の看板は色分けが区別しずらくなりますし、男性人口の約5パーセントが色覚障害を持った人です。)
で、ひとつ前向きな提案が出ました。色覚障害:業界団体が初の色見本 色遣いもバリアフリーに(毎日新聞記事4/30)色覚の多様性に配慮した案内・サイン・図表等用のカラーユニバーサルデザイン推奨配色セット(東京大学分子細胞生物学研究所の記事)が参考になります。(他には、港区カラーバリアフリー・ガイドラインなど)ここでの東大分子細胞…の色見本はRGBのカラーコードで示されてないのですが(液晶パネルやブラウン管のカラーマネジメントの調整も関係していて、説明はむずかしいですが。)ひとまずウェブサイトのデザイナーの人も色使いの参考にできると思います。色使いバリアフリーの細かいルールがわからない、という人はまず次の三点に気をつけるといいでしょう。「背景と文字の濃淡コントラストをまずはっきりさせる」「黒板で赤いチョークは見分けにくいから避ける」「発表スライドやプロジェクターでは赤い文字は見分けにくいから避ける」このみっつを守るだけでもだいぶ多くの人に見分けやすい看板、黒板、スライドとなります。
(追記。文章後半、「プロジェクターでは」のあと、「赤い文字は」が抜け落ちていました。失礼しました)(追記2。「色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法」もスライド作りの参考にどうぞ。)
今日の弁当は卵焼き、キャベツ、ハムなど。
090508bento

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